くるま

車は現金で買うべきか?ローンで買うべきか?

みなさん、こんにちは。かつおです。
今日は車の買い方についてです!よろしくお願いします。

 

車の買い方

ふーん。色々な買い方があるんだね!そうそう、私もディーラー系自動車ローンで買うつもりなのよ!だって営業さんも一番お得だって言ってたわよ?

カーリース、サブスクはまだ一般的じゃないため、今回は現金と自動車ローンに絞って解説していきますね。

■ディーラー系ローン

じゃあまずは、ディーラー系自動車ローンからです。

ディーラー系ローンのメリットデメリットはこんな感じです。

メリットデメリット
値引き幅が大きい金利が高い(4%〜7%)
手持ち資金が減らない所有権がディーラーにある

車両本体から30万円も値引きしてくれた上に、フロアマットまでつけてくれたよ!

まんまとディーラーの罠にはまっているね。

 

ポイント

営業マンが推してくるということは、それだけディーラーに利益が上がるってことです

 

人生とはそういうもんですね(笑)

ラーメン屋でも一番の推しはだいたい全部のっけです。全部のっけが一番利益が大きくなるからですね(笑)

でも最大限値引きしまっせ。って言ってたから・・・お得なんじゃないの?

車に限らず、ローンで買う時は金利が最高に重要なんです。

 

はっきり言ってディーラーの金利はめちゃくちゃ高いです(笑)

注意

ハリアーの最上級グレード(約500万)のトヨタモビリティ東京の金利は6.8%です。

金利6.8%、ローン期間10年で500万の車を購入すると総額が690万円になります。

つまり、10年間のローン手数料は190万にもなりますよ!

1年間で19万か。30万値引きしてもらったけど、実は全然得していないじゃん!!でも6,8%ってそんなに高いの?

金利6.8%はクッソ高いです(笑)

今、銀行の預金金利はだいたい0.001%です。つまり仮に銀行に1千万預けたとしても1年の金利は1万円にしかなりません。

そんな中での6.8%はめっちゃ高い水準だとわかると思います。

ディーラーはローンで車を販売すると提携している信販会社から数%キックバックが入るんです。

だから、ディーラーは少しくらい値引き販売しても、痛くも痒くもないんですね。

 

■残価設定ローン

私は残価設定ローンてやつだったから、金利がもう少しお得だったような気が・・・

最近流行りのやつですね。ディーラーの営業マンが100%提案してくるやつですね。

確かに、目先の金利はディーラーローンよりも安くなります。

先のトヨタモビリティ東京のハリアーはディーラーローンは6.8%でしたが、残価設定ローンは4.8%と低くなります。

残価設定ローンは契約時にあらかじめローン契約満了時の車の想定価値(残価)を設定します。

多くは3年後、5年後の想定価値です。

残価ローンは想定価値をローンの最終支払い時まで据え置くことになるため、最終回までは車両本体価格から残価を差し引いた金額を契約月数で分割して支払うことになります。

つまり月々の返済額を安く抑えられるからくりですね。

例えば先のハリアーの例で考えて見ましょう。

ハリアーの5年後の残価(想定価値)は216万円です。(残価率約42%)

つまり5年間の支払額は残りの500万ー216万=284万円になります。

この284万円を5年間(60回)で分割して支払っていきます。

本来の車両本体価格である500万円を60回で返済するより、残価を差し引いた284万円を60回に分けて返済したほうが月々の返済額は安くなるってことですね。

おおー理想的じゃないか!

いや、いや、忘れていはいけないのはあくまで残価を据え置いているだけだということです。

ポイント

残価設定ローンは差し引かれたわけでなく、据え置かれただけ。つまり支払いを後回しにしただけ

だから、最終の支払い時に車を返却したり、買い取ったりする必要があるんですよ。

嫌いなピーマンは後回しにする、あれと一緒だな。

残価設定ローンの金利は、銀行系の自動車ローンより高いけど、一般的なディーラー系の自動車ローンよりも低いことが多いです。

ただ、残価設定ローンは据え置いた残価、つまり車両本体価格全部に金利がかかっているので、残価設定ローンの利息総額は一般的なディーラー系自動車ローンとほとんど同じ結果になることが多いんです。

うわ、なんか騙されている感半端なくね?

元金の減りが遅くなるので利息総額が大きくなってしまうんですね。

5年間の返済を終えて、そのまま別の車に乗り換えるのであればディーラー系自動車ローンよりは支払総額が安くなると思います。

 

でも、その車を気に入っちゃって買い取るのであれば、残価を払う必要があります。

その時は、一括精算やローンを組み直して支払うことになるので、金銭的な負担が大きくなりますね。

長く乗り続けるのであれば、残価ローンは使わない方がいいってことだね

そうです。残価設定ローンは、短期間で次々と乗り換えたい人におすすめな買い方です。

中古車市場で人気があり、高く買い取ってもらえる車種であれば、購入時に設定した残価よりも実際の売却額のほうが高くなる可能性があります。

外車だとフェラーリやジープラングラー、国産車であればランドクルーザーやジムニーは新車価格より高く売れることもあります。

つまり残価率が100%以上になる車があるんですね。そういった車を常に選択すればお得に車を乗りまわせる可能性が高くなると言えます。

■現金一括払い

車を総額でできるだけ安く買いたいのなら、やっぱり現金一括払いです。

でも、現金一括払いにもデメリットがありますよ。

メリット デメリット
金利負担がない 手持ち資金が一気に減る
所有権が自分にある 値引きが厳しい

手持ち資金が減るのは痛いなあ。親戚の結婚式やお葬式、家が壊れた等。急な出費があった時が大変だね。

 

現金一括払いはディーラーの値引きが渋くなります。

でも現金一括払いの方がディーラー系ローンや残価設定ローンで購入するよりは絶対にお買い得です。

手持ち資金が減るから、急な出費があった時は痛いですよね。教育費、親の介護費用など、ライフサイクルに合わせた購入判断が大切になります。そこで銀行系の自動車ローンの出番です。

 

■銀行系マイカーローン

銀行系自動車ローンは金利が安いの?

ディーラー系に比較すると圧倒的に安いです。

その上、10年間まで期間を設定できることが多いから、月々の支払いを抑制することができますよ。

銀行系自動車ローンのメリットデメリットはこんな感じです。

メリット デメリット
所有権が自分にある 値引きが厳しい
金利負担が少ない(0.9%〜2%)  

うわあ、ディーラー系自動車ローンと比べると全然金利が安いのね。

安いところは住宅ローン金利並みに安いんだ。

銀行でもリフォームローンなど、他のローンは10%以上の金利がかかることが多いから、自動車ローンは特別なんですね。

このことは意外と知られていないですね

新車を買うときは舞い上がってるから、ディーラーのいいなりになるのではなく、しっかりと調べることが大事です。

関東地方ではちばぎん、常陽銀行などの地方銀行が定期的にキャンペーンを行なっています。

自分が住んでいる地域の銀行じゃなくても借りられることもあるから、よく調べたほうがいいですよ。

車体価格が500万以下であれば1.9%が今の最安金利です。それ以上であれば、もっと金利は安くなります。

例えば、同じく500万のハリアー を買うシミュレーションをしてみましょう。

金利1.9%で10年ローンで購入すると支払い総額が550万になります。

金利手数料が50万ってことです。

現金一括払いで購入するより、50万高いですが、ディーラー系の金利6.8%に比べると140万円も安くなります。

140万以上値引きをしてくれるのならディーラー系でもいいけど

でも、なんか面倒くさそうだね

 

確かに、ディーラーなら営業マンが全部手配をしてくれるけど、銀行系自動車ローンは手配から契約まで全部自分でやらないといけないです。

審査も銀行系の方が厳しい。審査を通過できない人も一定数はいることは確かです。

でもトータルで140万も安くなるのであれば、多少面倒くさくても私は銀行系の自動車ローンを選びます。

 

■手持ち資金がある場合の購入方法

確かに現金一括払いは、車の購入資金を抑えたいというだけの目的だけであれば、現金一括払いをおすすめです。

でも、手持ち資金が潤沢にあるのなら、現金一括ではなく、断然銀行ローンをおすすめします。

なんで?手持ち資金があるのに?お金を借りるの?おかしくね?バカなの?

手持ち資金は投資に回しましょう!

 

例えば仮に手持ち資金が500万あり、500万の車を買うこととします。

金利1.9%の銀行系自動車ローンを使い10年で支払いを行います。

そうすると、さっき言った通り、総支払い額は550万になります。

手持ち資金の500万は、年利5%の投資信託で10年間運用できたとします。

そうすると10年後には500万が860万になるんです。

つまり、銀行の手数料50万を払ったとしても、500万を投資しておいたほうが、実利が300万近く増えるということになるんですね。

投資の複利効果です。

複利効果とは、運用益を再投資することで利益が増幅していく効果のことです。

投資信託を保有していると、運用実績に応じて分配金が支払われ、これを元本に組み入れて再投資すれば、「利益が利益を生む」状態を作り出すことができるんです。

は?何いってんの?意味わかんない。バカなの?

 

先の500万で説明しましょう。

500万を1年間5%で運用できた場合、25万の分配金が支払われます。

この25万を再投資し、次の年も5%で運用ができた場合は、525万✖︎105%=551万になります。この繰り返しです。

投資に絶対はない。元本を割る可能性があることも確かです。

ただし、米国株式市場のETF連動の投資信託であれば5%運用は十分ありうる数値なんですよ。

過​​去30年程度の米国株式市場(S&P500株価指数)は、平均すると年率8.4%程度のペースで上昇しています。



-くるま